若桜町議会定例会(9月15日)
(岡本議長) 休憩前に引き続き会議を再開します。続いて一般質問を許します。1番、前住孝行議員。
(前住議員) はい。皆さん、こんにちは。1番の前住孝行です。本日はお忙しい中、傍聴に来てくださりありがとうございます。7月18日には、町内一斉美化活動が各集落で行われたと思います。私の住んでいる若葉団地も同日に行われ、今年は小中学生も一緒に参加して皆で取り組みました。個人ではなかなかできないところまで、協力し合って綺麗にできて、すごくすっきりしました。その折には、町土整備課にもご協力いただきありがとうございました。若葉団地が明るくなったととても喜んでいます。これからも笑顔がたくさん見られるようにしていけたらなというふうに思っています。 それでは、1つ目の質問に入ります。
 ブロードバンド事業の月額費用についてです。
 ブロードバンド事業が進められて利用者にとってはとてもありがたいものだと思っています。先日、日野町の人と話をしたのですが、「あと、県内で光を入れてないのは日野町だけじゃないか。」と話すと、「なんだいや日野町は。」と残念がっていました。 そこで、確認になることもあると思いますが、質問させていただきます。
 ブロードバンドの進捗状況についてです。計画では光ファイバー基幹工事と工事開始期間になっています。今の状況等、今後の宅内工事の予定で、いつどの集落から工事をしていくのかをお伺いします。
(岡本議長) 答弁を求めます。小林町長。
(小林町長) はい。前住議員さんの、「現在の状況と今後の予定、又は宅内工事はいつどの集落から」ということですけども、8月末時点での工事の状況は池田通信センターの局舎及び機器設置が完了しております。また、森林組合敷地内に中央森林組合敷地内に若桜放送センターを設置することにしており、現在その基礎工事が完了したところです。さらに役場敷地内では、発電機を設置するための基礎工事が完了しておりまして、進捗率は全行程の1.75%でほぼ計画の通りに進んでいますが、まだ着手したばかりといってもよい状況です。これから光ファイバー基幹工事を行いますが、ケーブル敷設は9月末頃から開始し、11月中には完了する予定です。また、宅内工事については、11月下旬から随時行っていきますが、どの集落から開始するか現段階では決めておりませんので、決まり次第、自治会長さんを通じて皆さんにお知らせする予定にしております。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。私の家にもサービス確認の電話があって、予定通り進められているなというふうに思っています。続きまして、説明会でもあったと思いますが、光電話にするとこれまでの電話料金、電話代と比べて高くなるのか、安くなるのかお尋ねします。
(岡本議長) 答弁を求めます。小林町長。
(小林町長) はい。光電話にするとこれまでの電話代と比べて高くなるのか、安くなるのかというご質問ですけども、現在のアナログ電話利用者の基本料金は、プッシュ回線で1,600円、ダイヤル回線で1,450円となっています。光電話に加入された場合は基本料金が1,560円となります。従って、現在のプッシュ回線を利用しておられる方は40円安くなりますし、ダイヤル回線を利用しておられる方は110円高くなりますが、光電話に加入することによって、町内は通話料が無料になりますし、距離や時間に関係なく、全国どこにかけられても3分8円の定額でかけられるなど、多くの住民の皆さんにとっては、電話料金が安くなるものと考えておるところです。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。住民にとって、安くなる方向で良いと思います。では、次の質問です。
  光電話にすると必然的にADSLではなくなるそうです。それで、インターネット利用者の中で、説明会資料に月額使用料、費用が300円ほど高くなると書いてあるが、それどころではなく、もっと高くなるのではないかという不安の声があります。

(例) 前住家の8月分  単位:円
O社のまま     ADSL  光
プロバイダー料  2,090  1,200
電話回線料    1,600     0
サービスプラン  2,900  5,300
モデム賃貸     575     0
 +屋内配線
電話代        180   180
 計         7,345  6,680
税込み合計   7,712.25  7,014
ADSL− 光 = 差額 7,713−7,014= 699円安い
そこで、ちなみに前住家を調べてみましたところ、現在ADSLを使っていまして、プロバイダーはO社で、プロバイダー料が2,090円。それで、電話回線使用料が1,600円、サービスプランが2,900円。そして、モデムを借りて屋内配線で575円、電話代が180円で計7,345円、税込だと7,712.25円。まあ約7,713円です。光で契約すると、契約プランが5,300円でプロバイダー料が1,200円。光電話代、同額を使ったとして180円で計6,680円、税込で7,014円となります。計算では699円ほど安くなりましたが、実際にこのような認識で良いのかどうかお尋ねします。
(岡本議長) 答弁を求めます。小林町長。
(小林町長) はい。前住家の状況を聞かせていただきまして、私も少し勉強になりました。答弁にはならないなと、今、思っておるところですけれども、また係の参事の方からでも説明させますのでよろしくお願いいたします。現在ADSLを利用してインターネットをされている方は、NTT回線利用料金が最大で月額約1,200円程度高くなる方もあると思います。しかし、通信環境は大幅に改善されますので、情報の送受信も200MGの高速通信で劣化が少なく、安定した通信ができることになります。特に大容量のデータ伝送や動画、高品質の音楽なども短時間で受信可能になるなど、動画、音声等を活用したホームページもスムーズに進めるようになります。
 また、インターネットを利用する上で必要なプロバイダー利用料金についても光を利用することによって、特典等を考えているプロバイダーもあるようですので、今より安い価格で利用できるものと考えております。先程、前住家の場合、これで間違いないかということですけども、この答弁につきましては、参事の方から答弁させますので、一つよろしくお願いします。
(矢部総務課参事) 総務課の矢部です。前住議員さんのご質問につきまして、答弁させていただきます。先程の前住家の料金プランを見せていただき、このプランを基本に話をさせてもらいますと、基本料金1,600円につきましては、先程、町長が申しました通り1,560円、値段が下がります。2,900円のADSL料金を払っておられまして、それプラス575円のモデム代、その3点の部分がすべて5,300円になります。それで、先程ありました、180円の通話料につきましては、これは使用頻度の具合がありますのでちょっと除かしていただきまして、1,600円と2,900円と575円足しますと、5,075円ですね。5,075円につきましては、これは5,300円になります。それで、先程ありましたプロバイダー料金2,090円につきましては、O社の場合ですと、これが1,200円に下がります。その結果、月の使用料につきましては安くなるということになります。
 ちなみに前住議員の場合は、マンションタイプにお住まいですので、マンションタイプ契約の関係でADSLの使用料が若干高くなっておると思います。先程の町長の答弁では、1,200円程度高くなるとのことでした。実はこのADSL料金につきましては、年数が長くなれば長くなるほど割引制度というのがあります。ちなみに私の家では1,600円と2,100円、3,700円と諸々あり、今、4,100円の契約をしております。光に変えますと実際、1,200、1,300円高くなるということにつながるのです。でも、幸いに、プロバイダーの料金がADSLで契約されますより、光で契約した方が値段はすべて下がるようになっております。今、自治会長を通して、プロバイダーの一覧を回覧させていただいているのですが、一般的にOCN、ぷらら、それからHAL、この3つが多いのではないかと思っております。OCNの場合は1,260円、ぷららも同じく1,260円、HALも9月から1,260円と同額の月額使用料になっておりますが、今回、加入者特典というのを作っていただきました。OCNの場合ですと2ヶ月間無料と商品券4,000円プレゼント、それからHALの場合ですと1年間無料ですとか、そういう様々な特典もついておりますので、そこら辺を見ていただきまして、プロバイダーを検討していただいたらと思っております。以上です。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。いろいろプロバイダーの紹介も今後考えておられるようでして、住民の方もよりよいプロバイダーを選んで、より安く考えてもらえたら良いと思います。では、先程ちょっと出ましたけども、次の質問なのですが、NTTのホームページの料金シミュレーションというのがありまして、それではマンションタイプと一戸建てとでサービスプランの料金が違うようになっていました。それで、新若葉団地はマンションタイプになると思われるのですが、今回はフレッツ光マイタウンネクストという契約で、新若葉団地も関係なく町内一律で5,300円と聞きましたけれども、このことについてお伺いいたします。
(岡本議長) 答弁を求めます。小林町長。
(小林町長) 先程、少し矢部参事の方が触れたと思いますけども、NTT西日本のホームページにある料金シミュレーションの中には、一戸建てとマンションでは料金プランが違うように設定されています。これは、あくまでもNTT西日本が環境整備をした場合に適用される料金でして、若桜町の場合は、町で光ファイバー等の環境を整備し、それを利用して住民の皆さまにサービスを提供するということになります。マンションと一戸建ての区別なく町民であればどなたでも5,300円で光電話とインターネットが利用できるようになっています。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。その方が公平で良いと思います。ひょっとすると、この光導入で新たな企業が誘致できるかもしれません。明るい未来を創造しつつ、この事業を進めていってほしいなというふうに思っています。
 次の質問に入ります。
 小中一貫校の若桜独自の教育についてです。
 私たちの世代はかなり関わりがあるのだけど、どう話が進んでいるのか分からないというのが正直なところだと思います。また、議会の方でも小中一貫校調査特別委員会ができましたが、まだ進めていないので現段階のところで質問をしていきたいなというふうに思っています。
  まず、わかさっ子通信などで毎月出されていますが、小中一貫校の進捗状況、今後の予定を計画と比較しながらご返答を願います。
(岡本議長) 答弁を求めます。植嶋教育長。
(植嶋教育長) はい。小中一貫校の進捗状況と今後の予定についてのお尋ねでございますが、本年5月に若桜町小中一貫校設立委員会を組織いたしました。この委員会では、協議の効率化を図るため、小中学校の教職員による教育目標や教育課程などを協議していただく教育課程部会。また、PTA組織などについて協議していただくPTA部会。通学路、制服など協議いただく通学生活部会。校舎の新築・増設また教室配置など協議をいただきます施設環境整備部会。学校備品事務的なものを協議いただく事務部会など、それぞれの各部会を組織いたしまして、それぞれの部会で具体的な検討を計画的に進めているところです。
 今のところ、順調に事務的なところにつきましては進んでいる状況でございます。今後におきましても、引き続き各部会を適宜開催しながら重要事項などにつきましては、この全体会の設立委員会で協議するという予定にいたしておるところです。先程ございましたが、わかさっ子通信でも、今日までシリーズで16号を発行いたしました。この中でも、それぞれ各部会での進捗状況をお知らせしているところです。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。この度の補正の方で設計委託の方の予算が上げられているのですけど、どのような条件で発注されるのかを教えていただけたらと思いますけども。例えば、木造二階建てとか、そういったところですけども。
(岡本議長) はい。答弁を求めます。植嶋教育長。
(植嶋教育長) はい。この度の議会で設計業務委託関係の予算を提案させていただいているところです。この内容につきましては、後日予定されている小中一貫校調査特別委員会の中でもお話をしようと思っておりますが、まだ、当然教育委員会事務局での案です。まだ、これからどういった教室が必要か、どういった特別教室が必要か、そういった施設的なものを検討してその後に発注となります。当然検討もしながら設計の方も順次していただくというようなことになろうかと思いますが、そういう段階でございますので、まだ、今、どういう施設というところについてはこの時点では申し上げられません。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。本当に準備等大変だと思いますけど、よりベストに近いベターのかたちで進めていってほしいなというふうに思っています。では、次の質問に入ります。 教育区分をこれまでの小学校、中学校の2区分から3区分、小1から小4を初期、小5から中1を中期、中2から中3を後期と決められたそうですけど、どのような理由からそのように決められたか、お伺いします。
(岡本議長) 答弁を求めます。植嶋教育長。
(植嶋教育長) はい。教育区分の3区分をどのような理由で決定したかとのお尋ねですが、昨年の小中一貫教育検討委員会で検討いただきました内容につきましては、すでに広報でお知らせしているところです。主な理由といたしましては、児童生徒の身体的な発達の加速化や思春期の低年齢化など、現在の6・3制では実態と合わなくなってきております。また、心理的・生理的成長や最近の脳科学の研究からみた脳の発達という点でも、小学校4年生、5年生あたりが大きな境目であるというふうに言われております。
 小中学校のそれぞれのシステムの違いの大きさ、教科担任制、部活動、先輩後輩といった人間関係などの段差が実在し、このことが成長感を味わうことに実感している生徒もたくさんおりますが、一方で戸惑いや不適応の生徒が存在しているということなどが挙げられます。以上のような点から、中1ギャップの解消にもつながり、義務教育における発達段階に応じたスムーズな発達保障が期待できる4・3・2制の導入をいたしました。具体的には1年生から4年生までを基礎基本を繰り返し、習熟を図る反復期。5年から7年生までを基礎基本を活かして論理的思考力を養う活用期。8、9年生を基礎基本を応用して個性を活かし、個性の伸長を図る発展期として設定をしております。参考までに、現在小中一貫教育校を実施しております約70%以上、7割以上がこの4・3・2制を導入されているところです。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。本当に、中1ギャップっていうのが本町でも関係してくると思います。これが解消になればいいなというふうに思っています。3つ目の部活動、スポーツ少年団活動の使用施設についての構想がありましたらお尋ねします。
(岡本議長) 答弁を求めます。植嶋教育長。
(植嶋教育長) はい。部活動、スポーツ少年団の使用施設についての構想でございますが、小中一貫校設立委員会でも検討しているところですが、現時点での構想といたしましては、現在の中学校は、各部活ともに現在の中学校を使用する。野球部は校庭、男子バスケットボール部、それから女子バレーボール部は、それぞれ体育館2面を使います。ソフトテニス部はテニスコート、吹奏楽部は音楽室、このように考えております。また、スポーツ少年団につきましても、現在活動しております施設で、野球につきましては中之島公園、バレーボールにつきましては若桜小学校体育館、卓球につきましては町民体育館を使用してはと考えているところです。小中一貫校になった場合につきましても、小学校の児童の移動距離に変更が生じますが、施設的には特に問題はないではと考えております。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。今の状況でもスポ少は中之島に行っているのですが、安全面や防犯面で本当に気をつけていかなければいけないなと思います。 4つ目に入ります。小中一貫校を機に若桜特有の教育が必要であると考えます。若桜特有の教育があれば、周りから注目され、若桜で子育てしてみたいなと思ってもらえるのではないかと思います。設立委員会などでご意見やお考えがありましたら、お伺いします。
(岡本議長) 答弁を求めます。植嶋教育長。
(植嶋教育長) はい。「若桜特有の教育の設立委員会での意見や考えは」とのお尋ねです。現在、それぞれ小中学校で取り組んでいただいています特色ある学校づくり、これを継承していただく。また、設立委員会でも提言がございました太鼓などの郷土芸能の伝承、ボランティア活動、地域との交流、スキーなど地域住民の協力を得た教育活動を引き続き実施できると考えております。また、本町の小中学校児童生徒が抱えております表現力やコミュニケーション能力の弱さ、児童生徒の減少に伴い、想定されるいろいろな課題の解決に向けまして、教育課程の4部会で、現在それぞれ目標を設定していただいているところです。目標に沿った学校教育の推進そのものが、若桜特有の教育につながるものと考えております。議員仰せの通り、若桜で教育をと言われるような一貫校を目指しまして取り組んでいきたい、このように考えております。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。ちょっと実現はどうか分からないのですけど、私が考えたことを話させてもらおうと思います。私が考えておるところで、観光と組み合わせて、先程も教育長の方も言われましたように表現力を育成するために、小中学生の学びの場を設けてはと思います。観光案内所に、学校の発表会の案内を掲示して学校の方に来てもらうようなかたちです。ただ、自由にというのでは危険が伴いますので、観光地のビンゴみたいなものを作りまして、その観光地を訪れるような方だったら、多分そういった危険な人はいないのではないのかなと思いますので、観光地を訪れてビンゴになった方のみが、そういった発表会に参加できるということです。
 6月20日に保育所の行事で親子自然体験活動というのをしました。宿内のオリエンテーリングをしたのですけど、ネーチャービンゴといって、ツバメの巣を見つけるとか、ギザギザの葉っぱを見つける。そういったようなビンゴをしながら、宿内を歩きました。普段歩かない親の方が疲れてしまいましたが、私自身も久しぶりにそこでオオバコ相撲をしまして、凄く暑かったですけど、楽しかったなと思いました。町内の方にはネーチャービンゴをしてもらって、参加してもらうような形でも良いかなと思います。先程の特色ある教育のボランティア活動で、中学生が町内のトイレを掃除していたりしているのですけど、やはり近所の方に褒められるというのだけでなく、どうせするのだったら、たくさんの方の励ましの声をもらってするのが良いではないかと思います。また、小学校の発表会なども、毎月、音読発表会とか、いろいろやられているのですけど、そういったものも地域の方に来てもらっているようですが、やはりもっとたくさんの人に見てもらって、より表現力を培ってもらえたらというふうに思っています。
 また、6年生が鬼ヶ城の見学に行かれたりしていましたので、そういったのにちょっと便乗するような形だったり、調べたことのまとめを発表して聞いたりするなんて良いと思います。生活科で「秋見つけ」をするのですが、子どもたちの作ったドングリゴマなどで遊んでもらうっていうのも、楽しいじゃないのでしょうか。やはり一番安全面というのがネックになってくると思いますが、小さい町だからこそ、できると思います。観光地のリピーターっていうのは、観光地にまた来たいっていうのもあるのでしょうが、そこの人に会いに来る、人にもう一度会いに行きたいと思うそうです。子どもたちの成長を町内の人にも見てもらえると嬉しいかなと思います。これはとんでもない案かもしれません。先日の調査研究報告で、武蔵野市では、セカンドスクールといって、山間地に8泊9日で学習する取り組みがありました。また、先程、ありましたけど、和太鼓をやっていくとか、小学校は英語活動の拠点校となっていますので、そういった何か外国語をメインとする学校とか、いろいろ特色としてありますけど、人を惹き付けるような教育を進めていってほしいなと思います。
 最後の質問に入ります。小中一貫校の設立委員会の中に、異学年交流部会が設置されていて、6月17日には、小中学生交流会などが行われているようです。異学年交流で縦の人間関係づくりができていくのはとても良いことだと感じています。さらに、横のつながりも大切ではないかと考えます。所見を伺います。
(岡本議長) 答弁を求めます。植嶋教育長。
(植嶋教育長) はい。異学年交流での縦の人間関係づくりと横のつながりとのお尋ねです。いろいろな学校行事や掃除の時間、また学年の合同学習など、一貫校となればより多くの異学年交流の場の設定が可能となり、大きな学年の生徒には、思いやりの心が育ちやすく、また小さい学年の児童には、目標を立てて大切さなど、より自尊感情、自己有用感を育てることができると考えております。また、大勢の前で発表したり、意見や思いを言ったりする機会を増やして、表現力やコミュニケーション能力の育成を図ることができ、そして、豊かな人間性や社会性の育成も期待ができると思っております。
 横のつながりももちろん大切でございます。来年度、平成23年度からは小学校・中学校の通常学級は全て1クラスというふうになる予定ですが、学校教育の中でも様々な場面において規制をしていきたいと考えております。
(岡本議長) 前住孝行議員。
(前住議員) はい。そのクラスの中の横のつながりというのも本当は大事で、それは当然進められていると思うのですけど、若桜小学校の学校だより4を読ませていただいて、5年生が氷ノ山登山をされたようです。氷太くんに泊まって、米里小学校の児童と交流したという内容が書かれていました。このように、今後、高校、大学と成長していくとき、「小学校5年の時に、氷太くんで交流したでなあ。」と話すきっかけになる友達ができることになります。いろいろな人と接する場を多くして、新しい学習指導要領にも謳われているコミュニケーション能力、先程の表現力を生かしてほしいなと思いました。自分自身も、つく米分校の児童の時に、山郷小学校とスキーの交流をしました。山郷小学校は和太鼓をされていて交流したことを覚えています。それで、高校の時にそのことを機に話した経験がありまして、その時は本当に話しやすかったなというふうに思いました。
 また、私自身、スキーをしていまして、県内に同学年の友だちがいるということで、視野がすごく広がったように感じます。このような経験を子どもたちに経験してほしいなというふうに願っています。以上で質問終わります。
(岡本議長) 暫時、休憩いたします。午後は1時から。 休憩

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